巨大展示模型「オオクワガタ」の製作工程をご紹介。
こんにちは。今日は国立科学博物館の特別展「昆虫」の巨大展示模型「オオクワガタ」の製作工程を少しご紹介したいと思います。作業が忙しく写真があまり撮れませんでしたが記事にさせていただこうと思ってます。
工程
立体造形を作る発泡スチロールのブロック
こんな感じの発泡スチロールのブロックを組み合わせながら削り出しクワガタの形にします。
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オオクワガタの展示模型完成
ほんとは途中の写真も撮りたかったのですが、昆虫5体製作で時間がなく細かく撮れませんでした。熱線やカッターを駆使して下のように形にします。触覚や足は金属が芯にあり折れにくくしてます。
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FRPでオオクワガタを硬質化
FRPを積層して終わったところです。ガラスマットをポリエステル樹脂で含侵してFRP専用のローラーでコロコロします。そして硬化するとカチカチに。足もFRPで硬質化。骨組みは鉄材で補強してます。
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オオクワガタの展示模型のパテ処理
FRPは表面がボコボコしてますのでパテ付け&研磨を繰り返します。すると下の写真のように表面が平らになります。こうなれば塗装出来ます。
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巨大オオクワガタの展示模型の完成。
オオクワガタは真っ黒との博士の御指摘で黒くさせていただきました。